人と自然にふれ合う街、みなべ町へようこそ
みなべの沖合に浮かぶ「鹿島」に鎮座する鹿島大明神は、奈良時代以前に常陸の国(茨城県)の鹿島神宮から勧請したと伝えられ、宝永と嘉永の大地震の津波からみなべの街を救ったといわれ、島全体が信仰の対象とされてきました。
御神徳(ご利益):災害防除、武運長久、子孫繁栄、成功勝利、子授安産
毎年8月1日に南部湾で開催される花火大会。起源は、約300年前の江戸時代の宝永5年(1708)。宝永4年10月28日に起こった大地震の津波が発生した際に、南部湾にある鹿島が波を2つに分けて被害を最小限に抑えたことへの感謝の気持ちから毎年行われております。
鹿島神社の秋祭り (毎年10月第3日曜日に開催) は、「埴田の神輿」、獅子舞 、町無形民俗文化財に指定されている「南道の奴行列」(3年に1度参加) や、「芝崎のふとん太鼓」(随時参加)などが祭礼に参加し、大勢の見学人たちを楽しませてくれます。
江戸のむかし、八代将軍徳川吉宗が紀州藩氏の頃、日本最大級の地震「宝永の大地震」が日本列島を襲いました。続いて太平洋沿岸では引き潮がおこり、大津波で付近の村々は寛大な被害を蒙りました。当時の記録では鹿島から巨大な鬼火が現れ、島が大津波を二つに分け、みなべの郷を守ったことから翌年、神恩感謝の花火を村人が奉納し、毎年8月1日に盛大に行われる鹿島奉納花火祭へと引き継がれています。